在宅で働くということ

家にいながら収入を。

なんて理想的な響きでしょう。

近年様々なライフスタイルがあり、いろいろな働き方がある中で、
起業してまで、と躊躇してしまいます。

今回は、私が先月末まで1年と半年ほど経験した、「在宅で勤務する」という就労形態についての体験談を綴ってみたいと思います。

「在宅勤務」を選んだきっかけ

在宅勤務を始める以前は、普通のパート事務員でした。

朝起きて、バタバタと旦那子どもを送り出し、急いで準備をして出勤。
お弁当持参の9-15時勤務を終えると、帰り道にスーパーで買い物をして、
帰宅とほぼ同時に子どもも帰宅、急いで習い事に送り出し、夕飯の準備。

そんな毎日の繰り返し。
カレンダー通りの月~金曜の9-15時勤務でしたが、
5年間勤務していましたので有給もあり、
参観日などの学校行事や、家庭の都合、通院などは有休を使ってお休みをいただいていました。

有休が使えるとはいえ、仕事柄、繁忙期の月末月初はどうしても休み辛く、
その時期に学校行事が重なると旦那に有休を取得してもらい、協力しながらスケジュールを組んでいました。

子どもが幼稚園の年中さんのときに働き始めましたが、
認定こども園でしたので、課外時間帯のお預かりがとても充実していました。
おやつも出ましたし、長期休暇中のお預かりでは給食もチケット制でお願いできました。
また、車通勤でしたが、通勤経路上に幼稚園と私の実家があり、
普段は幼稚園で子どもを下ろして出勤、体調不良で幼稚園をお休みするときは、幼稚園を通り過ぎ、ばぁばのところにお願いして出勤、が可能。
しかも職場から実家が近かったため、お昼休みには様子を見に実家に帰り一緒にお昼を食べてやることもできました。

ところが。

俗にいう、「小1の壁」ですね。

幼稚園を卒園し、小学校に入学する年からが、大変でした。

まず、卒園~入学の間の、春休み問題。
卒園した3月末日までは、幼稚園でお預かり可能です。
しかし、4/1~入学式当日までの1週間ほどは、制度上は小学校に併設されている児童クラブへの入会が認可されていましたので、預かっていただくことは可能だったのですが、
息子の幼稚園から同じ学校に進学する子が少なく、全く知り合いがいないに等しい環境で突然児童クラブデビュー、となってしまう状況でした。
そんな環境で入学本番から登校拒否られても困るしな・・・と考えた末、結局はばぁばのお世話になってしまいました。

そして入学して待っていたのは、お弁当。
4月末までは1年生はまだ午前授業のため、給食がありません。
そして我が家が利用していた児童クラブはお弁当システムもなく、毎日お弁当。
このお弁当には、長期休暇預かりのときにもほんとに苦しみました・・・

通常時は毎日17時まで(延長で18時まで)利用できます。
夏休みなどの長期休暇期間中は、8-17時まで利用可能。

しかし、これは条件面でのお話しでして・・・

児童クラブって、学校と連携はしていますが、学校の組織ではありません。
ですので、建物も私たちの住む市でよくあるのは、学校にプレハブ小屋が併設されている、といった形です。
どうも、今現在は長期休暇中のみの預かりはなくなったようなのですが、
うちの子が通っていた時期は、通常預かりは来ていなくても、長期休暇中のみ預かり、の子も多く、夏休みなんかはプレハブ小屋に缶詰め状態・・・
やはりやんちゃ盛りの男の子たちは結構この環境が不満のようで、結局は児童クラブに行くのを嫌がって家でお留守番、というところも結構ありました。

我が家も案の定、2年生の夏休みごろから、「児童クラブはいやだ!!」となってしまい、しかし我が家は一人っ子、お留守番っていってもまだ2年生・・・と、説得に説得を重ね、2年生の夏休み終了までは児童クラブへ通ってもらいました。

そこからですね。

結局は2年生の2学期~3年生の終わりまで、お留守番生活を経験しましたが、
15時まで勤務(通勤に時間がかかるため帰宅は16時)の私でも、なかなか厳しかったです。

加えて地域の交通事情の変化などで通勤時間も以前の倍近くかかってしまうようになったり、職場環境的にも変化があり、退職の決断をしました。

当初は、今度は自宅付近で同じような勤務条件でのお仕事を探そうかな・・・と考えていました。

ところが、私が退職を決めたことを知った職場の方が、奥様が妊娠されて辞められる在宅の仕事をしてみないか、と声をかけてくださったのです。

「在宅」で雇用されるということ

「在宅」と聞くと、個人事業主として独立して仕事を請け負う、というイメージしかなかった私ですが、お話しを頂いた内容は、「会社に雇用されて在宅で勤務する」という形態でした。
ですので、会社と雇用契約を結び、確定申告等の手続きもありません。
雇用状態としては、これまでとなんら変化はありませんでした。

会社は食品の卸業者と顧客の仲介と、事務作業の代行を行い、その手数料を収入源としている会社でした。
私は主に、業者と顧客間の納品の調整や、システムへの納品データ入力、納品書の発行などを担当していました。

会社自体は24時間365日の営業でしたが、時間帯によって、発注・受注業務が中心の時間帯、配送がメインの時間帯、などと分かれていましたので、
私は配送が完了してからデータを受け取り、それを配送当日中に納品書にしてお客様の元へお届けすることがメインとなります。ですので作業はほぼ日中で完了します。

また、曜日担当制でシフトを組んでいたため、担当曜日に関しては丸一日責任を負いますが、その他の曜日は基本的にはお休み、と勤務時間がある程度はっきりしていました。

1日の中で、自分が作業すべき量や締め切りなどを自分で判断し、家のことや自分の用事と調整しながら作業を完了させる。

シフトメンバーの一人として、与えられた分量の作業をこなす立場でいる間は、こんな快適な雇用形態はないな、と、すっかり在宅勤務のとりこになっていたのです。

在宅勤務のデメリット

先に述べたように、会社が24時間365日営業している状態であったため、仕事自体は24時間動いています。

単純に入力メンバーとして働いているうちは、その影響はあまり感じませんでした。

しかし、少しずつ立場があがり、時給があがり、となっていったころから、変化が現れ始めました。

まず、食品卸の業者は、深夜~早朝から仕入れ、午前中で配送を終えるところがほとんどです。ですので、事務所を持たない業者などは、お昼をすぎると終業となることが多いのです。
しかし顧客である飲食店は、お昼前~夜間までの営業がメインとなります。
そのため、納品トラブルがお客様のところで発覚したときには、業者さんとはすでに連絡がつかない、ということもままあります。

こういったところは入力担当メンバーだけでは対応できなくなってくるため、専用のリーダーを立てて対応していきますが、その立場になったあたりから、
業者からは深夜早朝に電話がかかってくる、お客様からは日中問い合わせがある、こちらのシフトは関係なく、決まったお休みもお休みにならない、という状況になってきました。

社内で担当を分担し分業化していたとしても、それらを取りまとめる責任者のところにはどうしてもそのしわ寄せがきます(その分時給高くしてるでしょってことなんでしょうが・・・)

また、在宅勤務の最大のデメリットだと私が考えているのは、
「雇用者の質」です。

テレワークというのは、お互い顔の見えない作業となりますので、本来は普通の人間関係においてよりも報告・連絡・相談が重要となってきます。
もちろん、きちんとされていてとても信頼のおける方もたくさんおられるのですが、
どうしても「在宅勤務」で人員を募集した際、応募されてくる方の中には、
実社会での勤務がうまくいかない方とか、体調が優れず出勤が叶わない、などの事情を抱えている方が多いのです。

素直に始めに申告してくだされば相応の作業をお願いするのですが、実際に影響が出るまで隠される方も多く、いざというときに繋がらない、飛んでしまう、という方も多くおられるのも事実です。

これにはほとほと困りました。
テレワークの募集で「グループで作業し指導体制も整っています」とあると安心してしまうのですが、それはきちんとしたメンバーでグループを組めた場合、機能する、のであって、現状それがうまく機能している会社はそう多くはないかと思っています。
どこかで、誰かにしわ寄せがいってようやく成り立っているのではないかな、と・・・まぁ、どんなお仕事でもある側面ではありますが、テレワークはその比重が大きいといいますが、簡単に、連絡を絶つんですよね・・・

顔が見えない部分のデメリットかと思います。

そういった状況が続いたため、こうなるとストレスも半端ないです。
在宅な分、よそで愚痴ることもままなりません。
結局はそのストレスは少なからず家庭に持ち込む比重が大きくなってしまう、というのが、私が結局退職を決意した要因となりました。

自分のライフスタイルと照らし合わせて

出勤、在宅と両方勤務してみて、両方のメリット・デメリットを感じました。
どちらが適しているかは本人の性格とライフスタイルによるとことが大きいです。

私自身はというと、在宅でのデメリットを感じて退職はしましたが、
どちらかというと今後も在宅メインで求人を探してしまいます。
通勤にかかるストレスの方が私個人にとっては大きかったことと、
在宅でもきちんと勤務時間が定められている求人もあるため、そちらへの可能性を求めてしまいますね。

とはいえ、お仕事なので甘いものはないでしょうし、それがお金を頂くということなので(笑)

ただ、最低限の「自分の生活」というものは絶対に守られるべきところだと実感しているので、多少時間がかかっても、快適に長く続けられるお仕事を探しているところです。

仕事のために生きるのではなく、生きるためのお仕事、であることだけは忘れないようにしていきたいと思います。

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